フランスの治安情報

イメージとは異なる治安の悪さ

世界各国から多くの観光客が訪れているフランスは、街並みがとてもキレイでおしゃれというイメージが定着しているため、あまり治安が悪いというイメージを持っていない方も多いはずです。
フランスの治安は決して良いものではなく、スリや置き引きなどの犯罪は日常的に発生しています。
思わぬ被害に遭わないようにするため、フランスの治安情報をしっかり確認してから渡航してください。

軽犯罪がとても多い

観光客が多く訪れている地域ではスリなどの軽犯罪が横行しています。
集団で盗みを行ったり、中には善人を装って近づいてきて大事な荷物を奪うという事例も発生しています。
場合によっては子供に盗ませるという許せない犯罪も発生しているのです。
日本でも女性や高齢者を狙った軽犯罪が発生していますが、フランスは日本よりも更に多く発生率が高いため注意が必要です。

人で混雑しているような場所では、しっかりと荷物を管理するようにしてください。
観光をしながら歩いていると夢中になって気付きにくい場合もあるので、常に気を配りながら歩くようにしてください。
狙われやすい場所は空港や観光地、蚤の市、電車内、ATMの前などです。
このような場所に行く際には十分注意して、できるだけ一人で歩かないようにしてください。

テロ事件の発生

記憶に新しい出来事として、2015年に発生したパリの同時多発テロでは一般の人達が犠牲になるという痛ましい事件に発展しました。
その前にもテロ事件が発生しており、当時フランスに滞在していた方はとても不安な思いで過ごしていたはずです。
現在でもフランスではテロに対する警戒を続けていますが、またテロリストに狙われるかもしれないと感じて不安になる方も多いはずです。
二度とこのような事件が発生しないように、怪しい人物は国内に入らないように配慮をしていると考えられますので、過度に心配する必要はないかもしれませんが、できるだけ不安を感じるような場所には足を踏み入れないようにして過ごすことが大切です。

治安の悪い場所

フランスのパリには移民が暮らしている地域とお金持ちが住んでいる地域が分かれているため、治安の悪い地域が移民が多い場所に集中しています。
中心部から1~20区まで存在していますが、移民が多く住んでいるのは18~20区でこの地域は治安が悪いと言われていますので、できるだけ足を踏み入れないようにしてください。
この地域には滞在費用が安い物件が存在しているため飛びつく人もいますが、このエリアに滞在するのは避けた方が無難です。
また、安全な地域と言われる場所でも犯罪被害に遭う可能性は十分ありますので、人通りが少ない場所は避けるのが鉄則です。