理解していますか?留学と旅行の違いについて

留学と旅行は違うもの

留学と旅行というのは滞在期間も違いますし目的も違うものです。
これは頭ではわかっているものですが、時々混同してしまうことがあります。

特に短期留学というのは留学期間も短いですから旅行と同じような感覚で気軽に行くことができるものも増えています。
しかし、きちんとその違いを理解しておかないと得られるものが違ってきたり思っていたような成果が得られなかったりしますから注意をしましょう。

滞在期間と費用の違い

旅行と留学で違ってくるものとして滞在期間と費用というものがあります。
海外旅行の場合、日本から近いアジアであれば1泊2日でも滞在することができますが、時差もあり離れている場所に行くとなると5日から10日は必要です。

それに対して留学というのは語学を習得したり資格やスキルを取得したりすることが必要となるのでこのような日数では不足することがほとんどです。
滞在日数としては最短でも3か月、長期となれば1年となることが一般的となっています。

もちろん長期旅行として1か月や船旅でいろいろな国をまわって3か月旅行をするといったプランもあります。
旅行はプランや自分のスケジュールで期間を定めることができますが、留学については教育機関の受け入れ日数が2週間と決められていることがほとんどであるため、最短でも2週間は必要です。

次に費用についても大きく違いがあります。
旅行は旅費のみですが、留学は学校の学費が必要です。
それ以外にも留学生保険や現地校での諸経費といったものも掛かることがあります。

ただし、どちらが高いかということは一概に言えません。
留学は学生寮に滞在したりホームステイしたりしますが旅行はホテルに滞在しますし観光地を巡る費用も掛かります。
そのため、費用については自分の考えているプランによって変わってくるので注意をしましょう。

目的の違い

旅行と留学というのは目的が大きく違っています。
旅行は観光をしたりおいしいものを食べたり、のんびりしたり、スポーツのような趣味を楽しんだりといったことが目的です。
それに対して留学というのは語学の習得や資格取得、スキルの習得といったことが目的であり、何かを身につけるために訪れます。

どちらでももちろん得られるものはたくさんあります。
旅行でも外国人との交流によって語学力が身に着いたり、いろいろな文化に触れて知見を広げたりすることもできます。
しかし、留学と違い勉強することメインではないのでその人のモチベーションによって身に着くものも違ってくるのです。

ただし、留学もきちんと高い意識を持っていなければ旅行と同様の状態になることもあります。
どちらであってもしっかりと何のために自分が外国を訪れているのかということを考えて臨むことが重要です。